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2009.11.10(Tue)


001/後篇


退屈な授業はようやく終わりを迎え、今は放課後だ。
私は今日の掃除当番ではないのですぐに帰れる。
アヤは不運にも一番長引く階段掃除に任命されてしまったため、一緒に帰ることは出来ないのであった。私はアヤに一言がんばれ、と言ってきた。アヤは泣きそうな声でラジャ、と答えた。(負けるな、アヤ!)
こうして私は今駅にいるわけだ。私は電車通学でこの駅から三つ向こうの駅の方に住んでいる。割と近い。アヤは乗り換えしてきてるらしいし。
ちなみに私の通う学校から駅まで約6分ほど。急ぎ足で頑張れば5分くらいかな。
遅刻しそうな時は駅構内を走った記憶がある。あの日は地獄だった。
とまぁ、そんなわけで私は改札へ向かっている。
今の時刻は4:28。適度に人がいる時間帯だ。サラリーマンなんかは少ないがそれらしき人はちらほらと見かける。とりあえず学生は多い。
家に帰ったら何をしよう。とりあえず寝ようかな。昨日は少し夜更かししすぎたし。
そう思いつつ改札前のコンビニの前を通り過ぎた。瞬間、

じりりりりり!

「うわっ」
ものすごい爆音ですぐそばにある公衆電話が鳴った。私はびくつく。
どきどきとうるさい心臓を落ちつけようと周りを見渡すと、誰も何も起きてないといった顔をして歩いていた。
あれ?
不思議に思いながらもう一回見渡す。誰一人として公衆電話を見ようともしていない。
あんなでかい爆音で鳴ったんだ。誰か一人くらいアクションを起こしてもいいはずだ。
なのにどうして誰も何も言わない?私は微かに疑問を感じつつ、歩きだそうとする。

じりりりりり!

「っつ!」
まただ。もう一回爆音で公衆電話が鳴った。
今度こそは、と周りをもう一度見渡す。だが結果はさっきと同じ。
誰も何も起きてないかのようにいきなり立ち止まった私を不審そうに見てるだけだ。
もしかして、幻聴?そんなまさか。
確かに大きな音で公衆電話は鳴った。二回も聞いているんだ、幻聴はないだろう。
だがどうして他の人には聞こえないのだろう?私は呆然と公衆電話を見つめる。

じりりりりり!

またも爆音が響く。やはり誰も気づいたそぶりをみせない。
気づいてないんだ、電話が鳴ってることに。私は動揺を隠せないままに公衆電話に近づく。
そして、好奇心の赴くままに、受話器を取った。がちゃん、

「え?」

視界が一瞬で白に変わった。だがまぶしいわけではない。
見えるもの全てが白なのだ。背景も地面も何もかもが白、白、白。
真っ白しかない世界。なんだか、不気味だ。
私が呆然としていると、後ろで爆音がした。今度は公衆電話なんかの比ではない。
まるで何かが思いっきり叫んでいるような、そんな断末魔。

ギィヤァァアアァアァァアアアッ!!!!!

「ぅわっ」
思わず耳をふさぐ。うるさいなんてものじゃない。耳がいかれる。
私は声のする後ろに振り向いた。恐る恐る目を開ける。轟音はまだ響いたまま。
そして、そこにいたのは

「そう、ま」

思わず耳をふさいでいた手がするりと落ちるほどに、呆然とした。もう何度目だろう。
私は瞬きをするのも忘れてその光景に見入る。それはとても異質で、現実には完全にありえない光景だった。
何故なら、相馬は訳の分からないとにかく大きくて気持ち悪い化け物と戦っていたのだから。
相馬はいきなり現われた私には気付いていないらしく、そのまま人間の範囲内でのものすごいスピードで走りながら化け物の攻撃をよけている。ものすごい運動神経だ。
私が恐怖と驚きで動けないでいると、ポケットから見知った着信音。
ケータイのメールだ。
がたがたと震えながらも私はポッケに手を突っ込み、メールを開いた。

”アナタ ハ 傍観者 ? ソレトモ 戦士 ?”

「なに、これ」
訳の分からないメールだった。送信元も不明。メアド欄にはunknownとしか表示されていない。
私は薄気味悪さを感じながら、そのメールを見つめた。
「傍観者か戦士って、そんなの傍観者でいたいに決まってんじゃんかっ」
そう呟くと、またも轟音が響いた。私ははっとして相馬を探す。
もしかして、しんだんじゃ・・・・。考えてはならない最悪の事態が脳裏をよぎる。
私は泣きそうになりながら相馬を呼んだ。
「そ、相馬!」
相馬は生きていた。白の背景の中からゆっくりと体を起こすところだった。
私は本当にほっとして、そして携帯の異変に気づいた。

”送信しました”

「は・・・?」
送信って、何を?私は何も送信なんかしていないしボタンだって触ってない。
するとまた着信音、メールを受信しましたと表示。
急いで受信フォルダを開ける。すると、

”アナタ ハ 傍観者 トシテ 彼ラ ノ 戦イ ヲ 見届ケナケレバ ナラナイ 。
見届ケナケレバ アナタ ハ 消エル コト ト ナル”

「きえ、る・・・?」
というか、傍観者って、さっきのメールのことか!私は返信してないのに!
私は急いで受信フォルダの中からさっきのメールを探した。だが、
「ない!」
さっきのメールは消えていた。そして一言文句を言ってやろうとついさっき受信したメールを開こうとしたら、なんとそのメールも消えてしまっていた。
「まじかよ・・・」
私が訳の分からないメールに悩まされている頃にも相馬は戦っていた。
あ、と声をあげて相馬を探す。彼は相変わらず無駄のない動きで化け物の攻撃をよけていた。
だがそろそろ限界が来たのか、少し疲れた様子だ。どうしよう。もし彼が死んでしまったら。
だめだだめだだめだ!なぜそんなことばかり考える。でもどうしたってあんな大きな化け物に相馬がかなうわけがない。一人なのに。
私は運動が出来ないし、それに、あんなのと怖くて戦えるわけがない。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。彼を助けたい。でも、怖い。逃げたい。やだ、やだ、やだ!
相馬、なんであんたそんなのと戦ってるんだよ。早く逃げようよ。
思わずまた泣きそうになって、本当に涙がこぼれそうになった。ありえない空間の中にいて私の思考はとっくに限界を超えていた。正常に機能するはずもない。
もうだめなのだろうか、と思ったときだった。

バンバンバンッ

銃声がした。化け物の咆哮で小さく聞こえたが、確かに聞こえた。
私は泣きそうな顔のまま顔を上げる。そこには少し長めの黒髪を揺らした少年がいた。
多分私と同じくらいの年だ。私立の制服だろうか?見慣れない制服を着ていた。
その少年は弾を捨て、また充填し、また撃つ。化け物の足ばかり狙っている。
化け物の足からは血が盛大に吹き出し、その近くにいた相馬は血まみれになっていた。
幸い、化け物の血が赤ではなく白なのでグロテスクには感じないが、それでも凄まじい光景だった。
「何もたもたしてんだよ!」
少年が思いきり相馬に向かって叫んだ。私は一瞬自分に向けられたのかと思ってびくりとしたが、相馬に向けていたのかとわかったので相馬を見つめることにした。
相馬、どうするつもりなんだろう。さっきのは逃げろって意味なのかな・・・?
疑問はつきない。私は祈るように相馬を見つめる。お願いだから逃げてほしい。死なないでほしい。それが私の本心だった。
だが彼は予想外の行動に打って出た。いつも背負っている木刀のケースを開け、そこから木刀を取り出したのだ。いったい何をする気なんだよ、相馬!
いや、ちょっと待った。あれ、木刀じゃない。刀、だ。しかも物凄く長いしでかい。
相馬は刀を鞘から抜くと、緩慢なようでとても素早くそれを構えた。
居合ではない、なんといえばいいのだろう。野球のバットと居合と剣道を足して割ったような、そんな構え方だった。私は息を呑む。ほんとに何をする気なんだ?
相馬は化け物に突進していった。私は目を見開く。そんなことしたら、しんでしまう!
思わず叫ぼうとした。
突進していった相馬に対抗するかのように、相馬に対して突っ込んでいく化け物。
全てがスローモーションのように緩やかに緩慢に動いているような錯覚。
「そう、ま」はやく、にげて!
涙が出た。いやだと心が悲鳴をあげている。いやだいやだいやだ、見たくない。
相馬が死ぬところなんて、見たくない!
だが目は閉じてくれない。見開いたまま、閉じようとしない。
ああ、ああ、ああ、
こんな形で相馬とお別れをするのだろうか。
そう思った瞬間だった。
相馬は化け物の足元まで近づくと、いきなり構えを横に変えたのだ。
そして、斬った。大きな刀を全体重で支えながら、突進してきた化け物の足を斬り落とした。
瞬間に化け物の断末魔。とても聞けたものではない。今度こそ鼓膜が破れそうだ。
私は放心しかけていた。何も言えなかったし、動けなかった。
でも心の中では相馬が助かったことより、思っていたことがあった。
かっこいい。
単純に、それだけ。
化け物の足を斬り落とした相馬はとてもかっこよかった。
恋愛云々という次元ではない。ただ人間としてかっこいいと思った。
そして次にとてもあこがれた。そして尊敬。それだけだった。
足を斬り落とされた化け物は断末魔をあげながら、惨めに腕や片方の足をばたつかせていた。
相馬は暴れる化け物の上によじ登り、そして頭と思われる部分に思い切り刀を突き刺した。
化け物から血が噴き出す。おびただしい量の出血。
最初のうちは声をあげて暴れていた化け物も、もう動かなくなった。
終わったのだと、やっと実感できた。
私は立ち上がることも忘れて相馬を見つめ続けていた。
いや、目が離せなかったんだ。
すると相馬もこちらを見たので、心臓がびくりと跳ね上がった。
びっくりしたような顔をしてこちらに近づいてくる。横を見るともう一人の少年も近付いてきていた。
そして二人は言う。

「「お前、どっから入ってきた?」」

そりゃねーよ、と思ったのはきっと仕方ないことだと思う。


パラレル 00/さよなら日常、こんにちは非日常

(とりあえず寝る。修正はまた明日!明日学校なのにかいちゃったよ私のバカ!)
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パラレル 001/後篇 | days | com(2)|



comment

by つきしろ (URL)
パラレル、読ませてもらいました。
前編、中篇で日常ラブストーリーなのかぁと思っていたら、後編でまさかの展開!パラレルってそういうことか!と一人わくわくしてしいました。
続きがきになります。早く書いt(ry

東野さんも十分、小説上手いじゃないですか。
わたしはアクションものとか書いたことないので、すごいなぁと思いました。
戦う描写とかなにそれおいしいの状態ですから←←

続き楽しみにしていますね。
では、乱文失礼しました。
2009.11.11 22:48 (edit)

by 東野 (URL)
うっわわわわ!!(落ち着けw
まさかコメントしてもらってたなんて!
うれしいです!!

パラレル読んでいただき、しかもコメントまでもらえるとは・・・もうほんとに感謝でいっぱいです!
そうなんですパラレルはなんちゃって戦闘ものなんです。笑
私もうまく戦闘シーンはかけないのですが・・・ね・・・orz
もうちっと細かくかいてみたいものです。笑

と、と、というか!
小説上手いとか、ほんとありがとうございます・・・!
こんな未熟な文章でよければ、続きを書きますのでまた読んでやってください。

コメント本当にありがとうございましたー!
2009.11.12 00:53 (edit)


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