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2009.11.09(Mon)


高校に入って早一ヶ月が過ぎようとしていた。
「ミズキ、おはよー」
「おはよ、アヤ」
相変わらず短いスカートだな、と思いつつもアヤに挨拶をする。
アヤは自分の席で鞄をおいてこちらへと小走りで来た。
私はあくびを噛み殺しながらアヤが来るのを待つ。
「どしたん?そんなに急いで」
「のんきねえ、ミズキは。例の高校生集団失踪事件の失踪者、うちの学校でもでたんだって!といっても野球部の先輩らしいけど。よかったー、サッカー部じゃなくて!」
「え、うちの学校でも出たの?」
私は驚きつつもアヤを見る。
「そうなんだって。朝、先生大騒ぎしてたよ」
アヤが興味津津、といった感じで言う。ほんとにこの子はこの手の話が好きだな・・・。
「でもなんで失踪ってわかったのさ?」
私はいまいち納得できなかったので聞いてみることにした。
「なんかいつもみたいに変な手紙が家に届いたらしいけど」
「変な手紙って、あの”あなたの家の子供は死にました”っていうやつ?」
「そうそう。なんかこわいよねー」
アヤがちっとも怖いだなんて思ってないような顔で言う。
私たちが今話しているこの事件とは、巷で頻繁に起きている高校生大量失踪事件のことだ。
何故か運動万能で、運動部の期待のエースからなんとオリンピック候補者の高校生が最近になって大量に謎の失踪を遂げている。そしてその失踪した高校生の家にはワープロで打った”あなたの子供は死にました”という不気味な手紙が届くらしい。
「今月に入ってもう10件以上起きてるよね、それ。どっかのヤラセっていう線は?」
私は疑いのまなざしでアヤを見つめる。正直私はとても胡散臭いと思っているからだ。
「もう12件だって!あとヤラセはない!いろんな局でそのニュースやってるし。
やだー、先輩まで狙われたらあたしどうしよう!」
「あのねえ・・・」
はあ、と呆れてみせるとアヤは怒ったように言う。
「だって狙われてるの運動万能な高校生ばっかじゃん!先輩はサッカー部のエースだよ!?狙われない方がおかしいよ。ああああ、心配!」
「アヤのイケメン病はいいからいいから」
アヤはサッカー部の先輩(名前は不明)が好きらしい。というか、彼女はイケメンと名のつく男が好きだったのだった。困ったものである。
「あのねー!ミズキこそ誰か好きな人の一人くらい作りなさいよ!女の子でしょ!?」
「んなこと言われても・・・」
私はげっそりとしてアヤを見る。アヤは相変わらず熱弁中だ。
「ほらー、気になる人とかいないわけー!?」
「うーん・・・」
いつもならいない、と即答するところだが、残念ながら即答はできなかった。
なぜならいるからだ。気になる人が。恋かあこがれかはわからないが多分憧れだと思う。
「え、ちょ、いるわけ!?」
アヤがずずいとこちらによってくるものだから私は必死に否定した。
「い、いないっつーの!」
「嘘だー。だっていつものミズキならいないっ、って即答するし」
無駄に鋭いアヤが恨めしい。
「で、誰なの?」
「だからいないって」
「教えた方が身のためよ!」
相変わらずしつこい・・・。目がきらきらと輝いている。
「いませんよ」
「教えなさいよー!あたしがアドバイスしてあげるから☆」
うわーいらねーと思ってしまった私はたぶん正常だ。
「だからいないつっの。これ以上聞くとお菓子わけないよ」
「うぇえ!?まじすか。まじでございますか」
「まじです。いたってまじです」
仏頂面で言ってやった。アヤはお菓子がないと生きていけないほどの甘党なのでこの手の話題には弱い。私はにやりと笑いながらアヤを見る。
アヤは悔しそうな顔をしてうー、と一通り唸ってからはあ、とため息をついて言った。
「あー折角ミズキの恋バナが聞けると思ったのになぁ」
「毎日恋してる人が何を言う」
「他人の恋ほど気になるものはないのよ!」
アヤがぷりぷりしなが言うので私は冷静に一言。
「サッカー部の先輩より?」
「それはないjk」
「なんで2ch!?まぁいいや・・・」
「最近覚えたのー」
うふふ、と嬉しそうに言われても困る。
「あ、やば。そろそろ大石来る。座るね」
「おー」
そう言ってアヤは足早に自分の席に戻って行った。
私はぼうっとしながら担任の大石が来るのを待つ。
「ホームルームはじめっぞー」
がらりとドアを開けて大石が入ってきた。相変わらずの禿げ具合だ。
「出席とるから名前呼ばれたら返事すること。相田ー」
はい、という相田君らしき人が声を上げる。まだ高校に入って一カ月なので顔と名前が覚えられていないのだ。今のところクラスで顔と名前が一致するのは学級委員の二人と、アヤ、そして相馬。
「相馬ー」
タイミングよく相馬の名前が呼ばれた。だが返答はない。いつものことだ。
先生はまたか、とでもいいたげな顔をして次の人の名前を呼ぼうとした。
がらっ、とその時ドアが勢いよく開いた。
「遅れてすいません。寝坊しました」
よく通る声だがぼそぼそとしゃべっている。たぶん眠いからだと思われる。
「あー、わかったから早く席に着け。・・・相馬遅刻、と」
大石ははあ、とでも言いたげに相馬に声をかけた。相馬は眠そうにふわあ、と大きな欠伸をひとつして席へとのそのそ歩いて行った。背中の大きな刀(多分木刀)は今日も重そうだ。
噂によると居合をやっているらしい。あくまで噂なので信憑性はない。
大石がほかのクラスメイトの名前を呼んでいる中、私は相馬を見続けていた。
いつものボサボサ頭。眠そうな顔。口を開けばめんどいと連呼しそうな程に怠惰な雰囲気をまとっている。その割に勉強は割とできる。謎だ。謎ばかり。
そんなことを考えていたらいつしか私の名前が呼ばれていた。
「木村ー」
「はい」
危なかった。今気付かなければ完全に言いそびれていたところだった。
入学早々生き恥はさらしたくない。まぁ、そんな大袈裟なものでもないが。
ふう、と一息ついて私は黒板に視線を移した。
横目でちらりと相馬を見ると、彼はまた大きな欠伸をしているところだった。


001/前篇

それにしても改行があまりにもない件。笑
読みにくくてサーセン
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