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2010.03.20(Sat)




この話にはグロテスクというか、暴力的な表現があります。
あと全体的にいろいろおかしいです。話も人も。笑

それでもよければ追記からどうぞ。
読んでからの苦情等々はおやめください。







あんたばかなんじゃないの?

とある一人の男子が教師に放ったそんな一言から、この関係は始まった。



私は今までかなりひっそりと過ごしていたはずだ。
お世辞にも顔は可愛いとは言えないし、友人も少ない。
別に勉強が出来るわけでも(むしろ全然出来ない)、運動が出来るわけでも、仕切るタイプでもなかった。
つまり、全然目立たないクラスによくいるような、地味なヤツなわけだ。
でも別に私はそれでよかったし、むしろ目立つことを恐れていた。
だからこんな事態に巻き込まれることなどありえないのだ。

「ねえ、野中さんはどう思う?」
「・・・・・」

目の前には二人の男子。
一人は制服の上にジャージという、少しアンバランスな格好の少年。
一人は制服をきちんと着て、メガネをかけている真面目な容姿の少年。
私はおそるおそる、口を開く。

「どう、思ったって言われても」

そんなの分かるはずもない。そう言った後に私はジャージの少年の手首を見た。
彼の右腕のジャージは鮮血で染まっていた。もちろん、彼の血である。
私はあまりに痛々しくて目をそらした。なんであんなことをしたんだ。

「俺はさ、別にこれは自傷行為って思ってないんだよね」

彼はそう言って綺麗に微笑む。前髪が長いからつい、陰気な印象を与えがちだけれどかなり顔が整っている。
少しどきりとしながら、だけれどさっきの傷を思い出してやはり色んな意味で心臓が凍りつきそうだった。

「じゃあなんなんだよ」

横やりを入れていたのはメガネの少年。至極嫌そうに顔をゆがめてジャージ少年を見つめている。
私は険悪な空気を感じて憂鬱になった。なんで、こんな私には関係のないことに巻き込まれているんだろう。

「都留野は相変わらず短気っつーかなんつーか。まぁいっか」
「短気なわけじゃない。俺の貴重な時間を割くほどの価値があるのかと、聞いているんだ」
「さあ?そんなこと分かんないよ。俺都留野じゃないし」

オーバーに首をかしげてジャージ少年は言う。私はどぎまぎしながら二人の行方を見守った。
メガネ少年もとい、都留野くんはまたも嫌そうに顔をしかめて言う。

「じゃあさっさと話せ。時間が惜しい」

はあ、と大げさに溜息まで吐く始末だ。本当に時間が惜しいのだろう。
私だってそれは同じなのだが、流石に彼のように堂々と言うことは出来ないので黙っている。

「つまり、俺はこの・・・なんていうの?リストカットだっけ?それに自傷的な意味はこめてないの。
俺のやるこの行為は、ただの娯楽。まぁ、俺が確かに生きてる確認をしたいっていうのもあんだけどさぁ。
でも一番の理由は、これをやった時のみんなの顔だね、顔。笑えるったらないよ」

ははは、とおかしそうに笑う彼を理解出来ない。それは都留野くんも同じらしい。
私はゆっくりと鮮血に染まる彼の手を見た。中途半端にジャージをめくったところからは、病的なほどに白い手に細い赤い線がある。そしてそこからも出血がまだ止まっていない。
彼の生命の証がまだどくどくと流れ出ている。よほど深く切ったのだろうか。

「不謹慎な奴だな。それから、ハタ迷惑にも程がある」
「そうかな?俺は結構楽しいよ」
「理解出来そうにないな」

はあ、とまた溜息をついてくだらない、とでも言うかのように都留野くんは彼のその傷を一瞥した。
それでもひるんだり、怖気づいたりした様子はない。本当にどうでもいいらしい。
私には出来ない芸当だと、今更ながら思う。

「さて、野中さん。君はどう思うの?この傷についてさ」

にやりと笑って彼が私に質問を振った。ちなみに今は授業中である。
みんなの刺さるような視線と、彼の背中に降り注ぐ教師の畏怖の視線が痛い。
それから、この狂ってしまいそうな静けさも。

「い、いきなり、そんなこと、言われても」

下を向いてそんなことしか言えなかった。
不意にまた彼の痛々しい傷が目に入って、また嫌な気持ちになった。
どうして私がこんな目に逢わなければいけないんだろう。今まで平穏に過ごしてきたはずなのに。
意味が分からないし、分かるつもりもない。私は早くこの非日常から解放されたいんだ。

「簡単な感想でいいんだよ。この中で一番この傷見て驚いてたの君だし」
「なっ、」

彼は楽しそうだ。本当に楽しそうだ。
その綺麗な顔を精一杯歪めて嬉しそうにこちらに質問している。

「あと一番驚かなかったのが都留野なんだよねぇ」
「何故そんなものにこの俺の気を使わなければいけないんだ。もったいないだろう」
「そう言うと思ったよ」

都留野くんは早く答えない私にイライラしているらしい。鋭い眼光が刺さる。
なんだか胃が痛くなってきた。もう最悪以外の何物でもない。

「そんなこと言われても、わかんない」

だから私はこんなことしか言えなかった。それが大きな間違いだと気付くには私は幼かった。
そして彼は私にとって最悪の一言を発する。

「じゃあ、分かるまで俺と都留野と行動を共にしてよ」

ふふ、と笑って楽しそうに彼は言う。私は絶句して彼の端正な顔を凝視した。
この人は何を言っているんだ?
全くもって、理解不能だ。どうしたらそんな答えが出てくるんだ。
そう思ったのは私だけではないらしい。

「ふざけるな。こいつはともかく、何故俺がその中に入っているんだ」
「そんなの、楽しそうだからだよ」

いけしゃあしゃあと答える彼はあらゆる意味ですごい。
怒っている都留野くんは、失礼かもしれないけどかなり怖かった。
声を荒げるわけでも、暴力をふるったりもしてないけれど、すごくこわかった。
雰囲気自体が全てを拒絶しているような、そんな空気をまとっていた。

「とにかく俺は抜けさせてもらう。これ以上お前の無意味な娯楽に付き合うつもりはない」

都留野くんはそう言い捨てて、憎々しげに彼を見た。
そしてがたん、と席を立つ。あまりに静かだった教室の中ではそれがリフレインして聞こえた。

「そんなこと言わないでほしいなぁ。俺はただ、都留野と野中さんに興味があるだけだよ」
「それが鬱陶しいと言っているんだ」
「ちょっとひどくない?」
「お前の頭がおかしいだけだ」

ああ、居心地が悪い。そう思った瞬間に都留野くんが私にいきなり話を振った。

「それに、お前も分からないなどと言ったからこんなことになっているんだ。
こんなヤツの相手などまともにする必要はない。さっさと断れ」
「ご、ごめ「謝罪なんていらない。早くこいつにそんなことは無駄だと言えばいいんだ」

語尾がきつくて、私は泣きそうになってしまった。
都留野くんは相当イライラしているのか、こちらを見ている視線がより一層鋭くなった。

「あ、のさ、羽瀬川くん。私もやっぱり都留野くんと同じ考えなん、だけど」

私がそう言うと彼、もとい羽瀬川くんはこちらを急に向いて、あの痛々しい腕を差し出した。
私はぎょっとして、何も言えなくなる。

「野中さんまで断るの?全く、いたいけな女子を脅してこんなこと言わせるなんて過激なことするねえ、都留野も」
「お前が言えたことか」
「そんなぁ。俺はそんなことしてないよ?」
「じゃあその腕をどけろ。目の毒だ」
「ほんと都留野って容赦ないよね。俺はただ野中さんにこの傷口の血を見てほしかっただけだよ」
「その思考がおかしいと言ってるんだ」
「俺はおかしくなんかないさ。みんながおかしいんだよ。この良さに気が付かないなんて」

羽瀬川くんはさも美しいものを見るかのように、自分の傷口を見つめてうっとりしている。
私はとにかくそんな光景が異様で、恐ろしかった。
そんな私の視線に気が付いたのか、羽瀬川くんが笑った。

そして、 「ちょっと腕貸してよ」

反応する暇もなかった。
彼は素早く私の腕を引っ張って、いつの間に持っていたのか分からないカッターで私の腕を切りつけたのだ。
瞬間、焼けるような痛みとともに、血があふれ出す。

「ひっ、」
「ほら、綺麗だろう?」

痛くて声すら出なかった。それよりも自分の腕から流れる血が怖くてしょうがなかった。
羽瀬川くんは本当に綺麗だと思っているのか、めでるように私の腕を見ている。
正直気持ち悪くて、吐き気がしそうだった。
教室中が唖然としている。狂ったように静かなままにこの凶行が行われている。
私は痛みと気持ち悪さでくらくらとおかしくなってしまいそうだった。

「お前、本当に頭おかしいみたいだな」
「その言葉をそっくりそのまま返すよ、都留野」
「俺はおかしくなんかない」
「普通は自分を愛してるなんてこと言わないんだけどなぁ」
「俺が俺を愛するのが悪いことか?そっちこそ普通だ」
「・・・都留野と話してるときりがないなぁ。あ、都留野も腕貸してよ」
「死んでもごめんだ」

羽瀬川くんが私の腕をつかんだまま、都留野くんと話をしている。
私はとにかく気持ち悪くてしょうがなかった。焼けるような痛みは不思議ともう感じない。
麻痺でもしたのだろうか?でも今はそのことに感謝した。

「まぁまぁ、そう言わずに。ほら、野中さんもやったんだしさ」
「やった、ではなくお前が勝手に切りつけただけだろう」
「そうとも言うね」
「お前は早く傷害罪で捕まった方がいい」
「その前に俺は都留野にもこの喜びをしってもらうことにするよ、っと!」

唐突に私の腕が離される。ふらりと宙を浮く腕。そのまま私の机の上に落下した。
血がどくどくとあふれ出ている。
そんな光景を見ているうちに、羽瀬川くんは都留野くんに切りかかっていた。

そして目の前で鮮血が飛んだ。

「っつ!」
「へえ、都留野でも油断することがあるんだねぇ。俺は野中さんほどうまくはいかないと思ってたよ?」
「油断などしていない」
「じゃあ都留野が弱いってことかな」
「お前、ふざけるのも体外にしろ」
「はいはい、でも、」

綺麗でしょう?

やはり羽瀬川くんはおかしい。そう思う。
くらくらする意識の中で、都留野くんの傷口を見て笑っている彼は相当おかしかった。

「これで三人とも同じ傷が出来たね。これで俺達は仲間だ」
「仲間?笑わせるな」
「そんなこと言わずに、さぁ」

羽瀬川くんは楽しそうに私の手をまた握り、都留野くんの手も強引に握った。
鮮血にまみれた私たちの腕は赤黒く、みているだけで気分が悪くなる。

「あれ、野中さん大丈夫?なんか意識朦朧、みたいな顔してるけど」
「・・・・え・・・?・・」

そのまま私の意識はブラックアウトした。








はい、なんかすいません・・・。笑
別に病んでるわけじゃないんです!こういうキャラが書きたかっただけなんでs(ry
まぁ、こんな人が実際にいたらもう最悪だと思いますがw
最悪であり、災害だな、これはもう。笑

こんな話を読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

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comment

by ガリレオ (URL)
なかなかの病んでる話ですねW
ああ、なんか痛くなってきました・・e-350
2010.03.20 14:54 (edit)

by 東野 (URL)
ガリレオさん

はいw結構病んでますよね。笑
痛み大丈夫ですか!?笑
軽い気持ちで読めばきっとだいじょうぶなはず・・・!笑

コメありがとうございました!

2010.03.21 07:32 (edit)


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