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2010.02.05(Fri)


拍手コメにてリクエストいただきましたので、書かせてもらいます。
タイトル以外何も指定がなかったので、タイトルから勝手に妄想して書きます。笑


海岸通り


授業中の教師の言葉が耳鳴りのように聞こえ始めたころ、僕は机に突っ伏していた顔を上げて、黒板ではなく窓の外の海をじっと見つめていた。
白い波が立っては消え、また立っては消え、それの繰り返し。
目をもう少し横に向けるとサーフィンをしている人のようなものも見える。朝早くからご苦労なことだ。
まぁ、本人は趣味だと思ってやっているので苦労ではないか。
そう思って僕は大きなあくびをした。昨日は近々あるテストの勉強をしていたためあまり寝ていないのだ。
窓から降り注ぐ日差しが、熱いを通り越して痛い。じんじんと僕の腕を焼き付ける。
あっついな、そう思ってカーテンを乱暴に閉めた。思ったより音が大きく鳴ったため、少しのクラスメイトがこちらを見たけど、僕は知らないふりをした。
ああ、早くこんなところから解放されたい。そう思いながら僕はカーテンで隠れた海を見てまた机に突っ伏した。

僕はもともとカナヅチで、海は好きか?と聞かれればNOと答えるだろう。
だけれど、なぜだかずっと海を見ていたいなと思うことはたびたびあった。さっきの授業中もそうだ。
海は嫌いなはずなのに、なぜだか見てしまう。見たいと思ってしまう。
自分でもよく理由は分からないけれど、見ていると自分がここにちゃんと存在していると思える気がするからだと思う。まぁ、これはただの推測だけど。
だって自分のことなんて誰にもわからない。そう、それは僕にだって。
僕のことなのに僕が僕のことを分からないなんておかしいなぁ、と少し笑いそうになる。
もしかしたら大人になったらわかるのかもしれないけど、僕は今どれだけ背伸びをしようがまぎれもなく子供で、きっとその証明ができるのはやはり自分が大人になったと自覚した日だろう。
僕にはそんな日は来ない気がするけれど、まぁいいか。
なんだかんだ言って、自分のことを考えるのが一番面倒くさいのだ。

退屈な授業が終わり、放課後を知らせるチャイムが鳴った。
日直が適当に号令をして、個々に解散していく。
僕も帰ろう。そう思い、自分の鞄に手をかけた。
「よっす!今日も寝てただろ、お前」
いきなり話しかけられた。僕は面倒くささを全面に出しながら振り向いた。
そこにはクラスメイトの中野がいた。僕はげんなりする。
ああ、面倒くさいのに絡まれてしまった。
「それが何?俺、もう帰りたいんだけど」
はあ、と溜息も一緒に吐きだして僕はそう言った。
「つれねーなぁ。お前さ、少しは友達作ろうとか思わないわけ?」
中野が呆れた様子で僕を見た。
僕はその視線が鬱陶しくて中野を軽くにらんで言う。
「少なくともお前と友達になろうとは思わないよ。俺はもう帰るから」
そう言いきって僕は中野の反応を無視してそのまま廊下へ歩きだした。
廊下にはまだ帰っていない女子がたまっていたり、掃除してる男子がいたりと混雑していた。
中野の静止の声が後ろから聞こえた気がするけど、僕はそのまま人ごみの中へ紛れた。
人を丁寧に避けながら小走りで階段を下り、そして靴箱で靴を履き替える。
ようやくそこで僕ははあ、と溜息をひとつして立ち止った。もう中野の声は聞こえない。
そのことに安心して僕は上着のポケットから携帯とヘッドホンを取り出した。
歩くことを再開しつつ、ヘッドホンをセットする。そして再生ボタンを押した。
とたんにいつもの好きな曲が僕の鼓膜を震わせた。この時が僕の幸せだと思える唯一の時間だ。
僕はそのまま曲を聴きながら校門を出た。

そのことに気が付いたのは海岸通りの道を通って帰宅している途中だった。
不意に今日出た課題を思い出したのだ。
(確か数学のプリントだっけ。めんどくさいからさっさと片付けないとな)
そんなことを思いながら確認のために鞄に手を突っ込んでプリントを探した。
(・・・ん?)
プリントはなかった。そして思い出す。
(寝ていた時に机に突っ込んだままだ!)
そのプリントの提出期限はあろうことか明日だった。
僕はもう何度めかわからない溜息をついて来た道をUターンした。
そして今に至る。
中途半端に真面目な自分の性格をこのときだけは呪いたかった。
僕は夕焼けに照らされるオレンジの海を横目に学校へと走り出した。

息切れしながら僕が教室に戻った頃はもう日が暮れそうだった。
とりあえずプリントを回収しなければ。そう思い自分の席まで急いで行く。
机の中に手を突っ込み、
「・・・あった」
がさり、と音をたててそれは僕の手の上にあった。これでやっと帰れる。
ふう、と息をひとつついて僕は走ってずれたヘッドホンを直そうと手をかけた。
だが、手はヘッドホンではなく僕の髪の毛に触れた。
「あれ、どしたの?」
僕のヘッドホンを持って中野が僕に言った。
「うわぁっ!」
僕はたちまち驚いて机に思い切り背中をぶつけてしまった。
「おいおい、平気か?」
「平気な訳ないだろ!それより俺のヘッドホン返せよ!」
そう言って僕は乱暴に中野の手にあったヘッドホンを奪い返した。
「そりゃねーよ。ずれ落ちそうなお前のヘッドホンキャッチしただけなのに」
顔をしかめて中野が僕に言った。
「うるさいな」
早く帰りたくてつい苛立った声が出てしまう。
「はぁ。まぁいいや。てか、お前忘れ物でもしたの?」
「それが何?」
何か言われる前に僕は早口に言った。中野は少しとまどった顔をした。
「何イライラしてんだよ?」
「イライラしてない。早く帰りたいだけだ」
むかむかとする感情を抑えきれずに言う。これじゃあイライラしてるのと同じだなと心の奥底で思った。
少しいたたまれなくなって中野を見ると、そこには予想外ににこやかな顔をしていて少しびっくりした。
「なんだ、そうならそう言えよ。ほら、どいてほしかったんだろ?」
そう言われて、今度はこっちがとまどった。どぎまきとしながら僕は中野に小さく礼を言う。
「あ、ありがと」
「いいっていいって。伊達にお前とクラスメイトやってねーから!」
屈託のない笑顔で言われて、少し困った。
「じゃあ、帰るから」
「おう。また明日な」
中野がそう言ったのを見て、僕は中野とすれ違ってそのままドアまで歩いた。
そして手をかける。瞬間、

「宮崎!」

いきなり苗字を呼ばれたので少し、いや、かなり驚いた。
びっくりしたのをバレないようにドアの方を向いたまま僕は何、と言う。
「明日、放課後に海見に行こうぜ!お前、海好きだろ?」
どきりとした。海なんて好きじゃないと叫んでやろうと一瞬思った。でも、僕は中野に言う。
「言っとくけど、俺泳げないから」
ぼそぼそとしゃべったので、聞こえたかどうか少し不安だったけど、中野には聞こえたらしい。
「知ってるよ!お前プールの時間いっつも見学だもんな!」
大声で中野が言うものだから僕はあわてて振り向いた。一応隠していることだったからだ。
「大声で言うな!」
「ほんとのことだろー?」
「本当のことだけど、それとこれとは別だ!」
むきになって中野に言う。すると中野はひどくおかしそうに笑った。
「な、なんだよ」
「いやー、お前もムキになるんだなぁって思ってさ」
「人間なんだからムキにだってなる」
「俺はそういうことを言ってるわけじゃないんだけどなぁ」
「じゃあなんだよ」
僕がそう言い終わった後、なんだか僕までおかしくなって少し笑ってしまった。
ああ、くだらない。だけれど、楽しいと感じる。
苦手だと思っていたはずなのにな、と心の中でつぶやいた。
案外に人の印象なんてすぐに変わってしまうものなのかもしれない。そう思った。
ひとしきり笑った後、中野が言った。
「じゃ、また明日放課後に声かけっから。今度は無視して帰んなよ?」
「分かってるよ」
僕はそう言って今度こそ、ドアに手をかけた。そしてがらりとドアを開けた。
「じゃーな!」
元気のいい中野の声を背中で聞きながら、僕はつぶやいた。
「おう」

暗い海岸通りの道を歩きながらヘッドホンの音楽を止めた。
ヘッドホンを外して波の音に耳を澄ます。
どうしようもなく嬉しくなって僕は空を見上げた。そこには満点の星。

明日の放課後が少し、楽しみになった。







ハイ、懺悔タイムです←
いやぁもう・・・グダグダ全開ですいません。もうどうしようもないですね・・・。
でも、これでも頑張りました、はい。すいませんorz
リクエストくださった方、本当にありがとうございました!
そしてここまで読んでくださった方も本当にありがとうございます!

久々に小説かいたので楽しかったです。
海か・・・、今年は海行きたいな・・・(遠い目

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リクエスト 海岸通り | other | com(2)|



comment

by ()
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2010.02.06 00:11 (edit)

by 東野 (URL)
とうふ?さん

リクエストしてくださってありがとうございました!
気にいってくれたみたいでよかったです^^
頑張ってかいたので、なおさらそう言っていただけて嬉しかったです。

もうすぐ中学の友人たちともお別れなので、思い出をたくさん作りたいです。
コメント&リクエスト本当にありがとうございました!

2010.02.06 21:14 (edit)


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