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2010.01.08(Fri)


その向こう

ああ、また酸性雨か。
ぼうっと教室の窓を向こうを眺めて俺は嘆息した。
今は丁度1学期期末テストが終わったところで、担任の糞つまらないホームルームを待っているところだった。
それにしても憂鬱だ。理由はついさっき終わったテストの内容が芳しくなかっただけではない。外の酸性雨もその理由に含まれている。今日はいつも持参している耐酸性雨用の傘を家に置いてきてしまったのだった。これでは帰るに帰れない。もし無理にでも帰ろうと言うのなら皮膚がただれてしまうだろう。
しょうがない、職員室でまたレインコートを借りるか。これでもう6回目となる。いい加減ラジオで朝の天気予報を聞いておくべきだった。まぁ、今考えても仕方の無いことだが。
そんないつにも増してどんよりとした雰囲気のまとったっていた時、いきなり肩をたたかれた。
「何そんな暗い顔してんだよ、宮原」
友人兼クラスのお調子者の静乃だった。相変わらずこの旧首都である第一東京では珍しい茶髪をワックスで固めている。
「暗い顔くらいするさ。傘忘れたんだから」
はあ、と溜息とともに言葉を吐きだすと静乃はいかにもうわ、といった顔をしてご愁傷さまとつぶやいた。
「その反応ということはお前は傘持ってるのか」
「そりゃ、持ってくるだろ。朝のラジオで今日は雨って言ってたしな」
静乃が常識的に考えて普通だ、と付け足す。
「やっぱ朝のラジオは聞いておくべきだったな・・・。くそ」
「聞いてなかったのか。なんだ、寝坊でもしたのか?珍しいな」
「寝坊じゃない。直前までテスト勉強していた。そのおかげでこの有様だ」
そう言って静乃に目を指差す。そこには思い切りくっきりとクマができていた。
「ぶっ、すげえな。お前って意外とまじめなんだな。俺はテスト勉強なんてしねえけど」
静乃は本当におかしそうに笑った。
「ま、勉強なんてあと2年もたてばもう出来ないしな」
「そんなもんかねぇ」
「そんなもんだろ」
にやついた顔でそう言えば、静乃もにやついた顔でこちらを見た。
その時担任の入ってくるドアの音が耳に届いた。
「んじゃ、俺座るわ。てかさ傘ないなら相合傘でもして帰るか?」
さっきとは比にならないくらいににやにやした顔で静乃が言ってきた。俺はげっそりした顔で言う。
「それだけは勘弁」
そして担任のホームルームが始まった。



今書いてる小説の冒頭

です!
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