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2009.12.13(Sun)


「泣けよ」
そう言って君は私を叩いた
「もう泣いてるよ」
私はそう言って君を見た
「もっと泣けよ」
君は私をたたき続ける
「痛いよ」
「お前は痛い方が好きなんだろ」
君は嘲笑を込めて言った
「痛いのは嫌いだよ」
私は泣いた
「嘘つけ」
君はたたき続ける
「お前なんて死んでしまえばいい」
君は泣きながらたたき続ける
「ごめん」
私は謝ることしかできなくて
「お前がいるから俺はこんなになったんだ」
「ごめん」
君は泣いている
「お前が消えればよかったのに!」
「ごめ・・・ん・・・・」
涙はもう、枯れてしまいそうだよ
君の叩く手があまりに悲しくて
「お前が、しねばよかったのに・・・・!」
「なかない、で」
私は君に手をのばそうと、

ぱしん、

「俺に触るな!人殺し!」
君はそう言ってまた私を拒絶するんだね
「ごめ、ん・・・」
嗚呼、この手はこんなにも無力で、人を殺すことしか知らない
今だって、君を泣かせるだけだ
本当は笑って欲しいのに
「お前さえいなけりゃあいつは死ななかったのに!お前が、お前がいたから!」
私を叩く君の手の力が、どんどん抜けていくのが分かった
「ほんとうに、ごめん」
だから私は頭を下げた
「おまえのっ、そういう態度がむかつくんだよっ!!!」
ばしっと強く頭を叩かれる
じぃんと痛みが脳に伝わる
はあはあ、と息を荒くして君は私を睨み続ける
「ほんとうに、ほんとうに、ごめんね・・・」
涙が止まりそうになかった
私はずるい だって君の方が何倍もつらいのに
私はずるい 君の気持ちを知ってるのに
私はずるい 君の大切な人を殺したのに
君が、好きだなんて
「でも、わたし、きみが、「それ以上何も言うな!」
君はそう叫んで私の足を思い切り蹴りつけた
私は勢いあまってよろけてしまった
「俺は絶対にお前を許さない!お前があいつを殺したように俺がお前を殺してやる!」
君はそう言って、懐からナイフを取り出して、そして、

ぐさり、と
私のお腹にそれをゆっくりと突き刺した

「はあ・・・・はあ、」
私は震える君の手を握った
君がびくりと怯えるのが分かった
「わかっていた・・・はずでしょう?」
私はゆっくりとお腹に刺さったナイフを抜いた
抜いた瞬間、おびただしい量の血が流れ出す
「・・・ばけものっ、がっ・・・!!」
君の怯えた瞳がわたしを捉える
本当はこんな姿、見て欲しくないけれど
私は血を流しながら君を緩慢な動きで抱きしめた
「私を殺してよ」
震える君の耳元で囁く
私の血液が君の洋服を汚していく
「ねえ、」
君が震えている
やっぱりこの手はあまりにも無力だ
君の涙を止めることすら、かなわないのだから

「わたしを、ころしてよ」



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その手の伸ばした先に掴んだものは虚空以外の何者でもない | word | com(0)|



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